「落ち葉が入らない雨とい」
元旦内樋はTVCM放送も行っている、元旦ビューティ工業の代表的な製品の一つです。この製品が生まれたきっかけは、開発者の現場体験でした。
元旦ビューティ工業の
会社情報や理念をご紹介します
元旦ビューティ工業は、常に世にないものを創り続けてきました。
その足跡と未来に続くストーリー。
実現してきたアイディアの一つひとつに
物語があります。
落ち葉が詰まることが当たり前という
雨といの常識を変えた発想は
どのようにして生まれたのか、
開発の裏側を
お話いたします。
元旦内樋はTVCM放送も行っている、元旦ビューティ工業の代表的な製品の一つです。この製品が生まれたきっかけは、開発者の現場体験でした。
昔、屋根の修繕の仕事で、鎌倉の小学校の屋根の上に登ってみると、雨樋の中にバレーボールや野球の球がたくさん入っていました。
それを上から落としながら「樋の中にはいろんなものが入っていて不便だ」と思っていました。
樋の中には草が生えていたり、落ち葉や土埃がたくさん積もっている状況を見て、
「これでは雨樋として機能しない、掃除も大変だ」そう感じたことが、雨樋の詰まり問題に真剣に取り組むことになったきっかけでした。
そんな雨樋詰まりをどうしたら解決できるかと真剣に考え、軒先の樋の上に落ち葉除けのカバーを付けたものを考案しました。元旦内樋の前身となるもので、当時は大型建築物での特注として対応していました。
実際に大型建築物件に納めてみると、軒先がすっきりとしてシャープな印象になり意匠性が各段に良くなる。しかも落ち葉が入らないから清掃する人手も要らなくなる。
「これを住宅用に作ったら、落ち葉で樋が詰まって困っている人や、屋根にハシゴを掛けて樋の掃除中に転落する事故も減る、これは世の中の役に立つかもしれない。」
住宅向けに量産化することを視野に、本格的に製品化に向けて着手しました。
大型建築物で実証し有効性を確認できたことで、これは広く世の中の役に立つと確信がありました。
しかし、一般住宅向け製品として実現するまでにはいくつものハードルがありました。
物件ごとに最適な仕様を設計する大型建築物の特注品とは異なり、一般住宅に広めていくには屋根材の種類や様々な勾配に規格品での対応が必要。確実に落ち葉除けのパンチング孔に雨水を取り込めることが課題でした。孔のサイズ、孔の数、孔の形状、孔の角度、孔の配置など、何パターンも試作品を作っては、複数の勾配で水の流入実験を行い、改良を重ねながら最適なものを模索していきました。
住宅軒先の樋を設置する場所「鼻隠し」は、住宅によって角度が異なり、パターンは無数にあります。雨といを水平に設置するには鼻隠しの角度に合った固定金具が必要です。しかしそれら全てを網羅する固定金具を作るのは現実的ではありません。
そこで、1つの部材で鼻隠しに合わせて角度調整ができる、画期的な内樋固定金具を考案しました。
雨樋に関する悩みは落ち葉詰まりだけではありません。
強風や積雪による破損も大きな課題です。
この画期的な雨樋を多くの住宅で安心してご使用いただけるよう、風圧・積雪荷重に耐え得る強度の確保が必須でした。樋・落ち葉除けの固定方法、樋の形状など多くの検討を重ね、施工性、メンテナンス性にも配慮した「元旦内樋」が完成し、皆様の元へお届けできるようになったのです。
様々な試作や実験を経て開発した元旦内樋。
雨樋の落ち葉詰まりのお悩みや事故を減らすべく、より多くの方にお使いいただくための活動を行っています。
困難な課題に対し発想と工夫で乗り越えてきた技術開発。
皆の努力に報いるためにも、元旦内樋は特許出願18件・意匠登録90件、その他多数出願しております。
優れた製品もPRなしでは世に知られない。
テレビCMで元旦内樋が解決する課題を端的に・印象的に伝えることで、雨樋の悩みを抱えた多くのお客様から反響をいただいております。