元旦ビューティ工業株式会社

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神社仏閣で、
心木に木材を使用しない屋根にするメリット

長寿命を実現する、心木なし屋根の仕組み

神社仏閣で用いられる本瓦棒葺き屋根は、一般的には心木(しんぎ)という木材を用いて施工しますが、心木の無い屋根にできると、維持管理上メリットがある場合があります。

弊社では心木を必要としない金属成型瓦の本瓦棒葺き屋根をご提案しており、そのメリットについて解説いたします。

心木とは

一般用語としては車輪の中心となる木を意味しますが、屋根の世界では心木とは本瓦棒葺き屋根の瓦棒部分に設置されている木材のことです。等間隔に並べられた心木に金属板を重ねて被せ、固定することで屋根を施工します。

心木あり/心木なしの神社仏閣屋根の動向

心木を使う工法は時代を超えて神社仏閣の屋根を支えてきたものであり、歴史と伝統あるものです。

しかし心木は木材のため、屋根裏面の結露による湿潤と乾燥を長期間繰り返すと収縮や割れが発生し、下地まで腐食してしまうことがあります。心木は屋根を固定するものであるため、強度が落ちてしまうと、台風などの際の飛散に繋がるおそれがあります。

そこで弊社は、瓦棒部分に木材を使用しない「心木なし」の屋根を開発しました(心木なし瓦棒葺き)。
重要文化財に指定されている神社仏閣では現存維持のため心木が引き続き用いられていますが、それ以外の神社仏閣にて採用されています。

神社仏閣に最適な屋根

弊社では神社仏閣の屋根に、「本瓦棒元旦’84」をご提案しております。金属屋根ですが粘土瓦と遜色のない意匠性を金属成型瓦で実現しており、軽量のため地震に強い特徴があります。

心木が不要

心木を使用せず、ステンレス製の桟カバー補強材(金属製心木タイプ)を取り付けることで屋根内部に空気が流動するスペースを確保し、通気性が向上。さらなる軽量化も実現します。また副次的な価値として、結露水の排出が可能であるというメリットがあります。
神社仏閣の屋根は、短いスパンで容易にメンテナンスができるものではないと考えております。そのため、長く使用する屋根下地の腐食対策を総合的に行える工夫が盛り込まれています。

様々な素材を選択可能

金属屋根には様々な素材があり、それぞれ異なる特長を持ちます。弊社では意匠性や耐久年数などから適したものをお選びいただけます。

チタン

軽量かつ強度が高く、非常に錆びにくい素材で、粘土瓦と同じいぶし銀色を再現することができます。耐久年数は金属屋根の中で最も長く、200年以上とされています。

耐久性が高く、緑青の発錆が特徴です。年数が経つにつれ表面を覆う緑青が、銅内部の腐食を防ぐとともに趣が増します。耐久年数は60~100年とされています(緑青の発錆は立地環境により異なります)。

ガルバリウム鋼板

一般住宅にも使用されている素材です。組成や塗装により異なりますが、耐久年数は30年ほどです(メンテナンスが必要になる場合があります)。

詳しい製品情報 本瓦棒元旦'84

その他にもご希望の色合いや素材のご対応が可能です。神社仏閣の新築・改修工事に関してぜひご相談、お問い合わせください。

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